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http://www.nielsen-netratings.com/pr/pr_020805.pdf
米Nielsen//NetRatingsは5日、2002年第2四半期におけるリッチメディア広告に関する調査結果を発表した。それによると、リッチメディア広告を採用する自動車メーカーが増加し、広告インプレッション全体の37.4%を占めて首位を確保、全業界平均3.9%の約10倍となった。
リッチメディア広告の2位はかなり離れて企業間広告の12%。以下、エンタテインメントの9.0%、電気通信の8.0%、消費者製品の8.0%と続いている。
自動車メーカーの中では、米Ford Motorがリッチメディア広告全体の22%を占めて首位。車種別では、「Ford Expedition」が全体の19.4%を占めて首位、「Ford Jaguar S-Type」が1.7%で4位、「Ford Mercury Marauder」が0.3%で9位に入っている。メーカー別の2位はトヨタ自動車で6.8%、3位は米General Motorsの5.7%。車種別では、General Motorsが「Saturn」や「Cadillac」などでトップ10のうち4車種を占めている。
Nielsen//NetRatingsのCharles Buchwalter副社長は「フラッシュやJavaなどの技術が提供する目立った外観や創造性の自由が、自動車業界を惹きつけた。大きな広告予算を持つ自動車メーカーは、第2四半期においてリッチメディアの第一ユーザーで、より高価な広告の成長と展開に費用をかけることができたのだ」と分析している。
(2002/8/6)
[Reported by 江藤 浩幸]