【業界動向】

米Wayportの公衆無線LANおよびブロードバンド利用者が100万人に

■URL
http://www.wayport.net/press/82

 米Wayportは6日、同社が提供する「Wi-Fi」(802.11b)準拠の公衆無線LANやブロードバンドの利用者が、サービス開始以来2年間で累計100万人を突破したと発表した。

 WayportはHiltonやMarriott、Sheratonなどの主要ホテルでブロードバンド接続サービスを、ダラス空港やシアトル空港、サンノゼ空港、オースティン空港の4空港で公衆無線LANサービスを提供している。空港では、Wayportが設置した13台のノートPCを旅行者が利用可能になっている。

 同社は、1つの場所で24時間、サービスを無制限に利用できる加入方式を採用しているが、このサービスの利用者数が、過去1年間に20万166人から75万3,956人へと276%増加し、累計で100万人を突破したという。また、利用者数の増加に伴い、同社の売上も過去1年間に317%増加したとのこと。

 Wayportのユーザー2,700人を対象にした最近の調査によると、その83%がブロードバンド接続が利用できるかどうかでホテルを選んでいるという。また、米Cahners In-Stat/MDRの調査によると、米国のリモートワーカーおよびモバイルワーカーの数は現在7,800万人で、その大多数はしばしば出張先でインターネット接続が必要になるという。Wayportの成長は、このような需要に支えられている。

(2002/8/7)

[Reported by 江藤 浩幸]

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