【業界動向】

Morpheusユーザーに無料セキュリティーサービス
~StreamCastとMcAfeeが提携

■URL
http://www.streamcastnetworks.com/
http://www.mcafee.com/

 オンラインウィルス対策サービスの米McAfee.comは7日、P2Pファイル交換ネットワーク「Morpheus」を開発するStreamCast Networksと提携し、McAfee.comのセキュリティーサービス「SecurityCenter」を世界のMorpheusユーザーに提供すると発表した。両社の提携により、世界のMorpheusユーザー数百万人がMcAfee.com提供のツールやサービスを無料で利用可能になる。

 McAfee.comのSecurityCenterは、さまざまなインターネットの脅威に関する情報や通知をリアルタイムに提供するセキュリティーツールからなる無料サービス。McAfee.comのウィルス情報ライブラリや世界のウィルス地図に基づき、このような脅威やセキュリティー情報へのアクセスを提供する。

 さらにSecurityCenterでは、PCのセキュリティーを確保するためのソリューションや、McAfee.comのオンラインウィルス対策サービス「VirusScan Online」、ファイアウォールサービス「Personal Firewall」、プライバシー保護サービス「Privacy Service 」、スパム対策サービス「SpamKiller」などに簡単にアクセスできるソリューションを提供する。

 StreamCastとMcAfee.comとの提携は、P2Pファイル交換ネットワークを標的としたウィルスが増加していることに対応したもの。StreamCastのCEOを務めるSteve Griffin氏は「今回の提携は、ユーザーが最良のP2P製品を利用可能にするための非常に重要なステップだ」とし、「SecurityCenterにより、Morpheusユーザーは間もなく、インターネットの脅威に対して自分自身や他のユーザーを保護できる強力なツールを持つことができる」とコメントしている。

(2002/8/8)

[Reported by 江藤 浩幸]

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