【調査結果】

小売り業者にとって複数のチャンネルを利用する顧客が重要~米調査

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http://www.jupiterresearch.com/

 米Jupiter Researchは8日、「オンラインとオフラインの両方で買い物をする顧客が、オンラインのみの顧客よりも小売り業者にとって重要だ」との調査報告を発表した。

 米国のインターネット人口の52%(8,200万人)が、商品の購入やオフラインで商品を購入するための調査にインターネットを利用しているが、同じ小売り業者の複数のチャンネルを利用しているユーザーはわずか10%(1,600万人)に過ぎない。

 Jupiter Researchの準アナリストを務めるJuliana Deeks氏は「複数のチャンネルを利用する顧客は、オンライン購入全体のうち高い割合を占めており、あらゆるチャンネルでの価格を知っていたり、リアルタイムのヘルプ機能などの高度なサイトの機能を使っている」とコメント。

 また、小売り業者は、顧客が複数のチャンネルで商品を購入するよう促すため、資源を分配している。Deeks氏は「小売り業者はこのような顧客に、どの程度の資源を割り当てるのが良いかという困難な問題を突きつけられている」と指摘している。

(2002/8/9)

[Reported by 江藤 浩幸]

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