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http://www.sun.co.jp/company/Press/release/2002/0809.html
サン・マイクロシステムズ株式会社は9日、J2EEに対応した統合開発環境(IDE)の最新版「Sun ONE Studio 4」を発表した。対応OSは、Solaris8/9、Red Hat Linux7.2、Windows2000/NT4 SP6/XP/98SE。
Sun ONE Studio 4は、J2EE1.3に対応したJavaアプリケーションの統合開発環境で、コーデック、コンパイル、デバッグなどがGUIで行なえる。作成したJavaアプリケーションは、サーバーからデスクトップPCや携帯電話などのクライアントまでさまざまな環境で実行できるのが特徴だ。
製品は、「Community Edition」(無償配布)、「Enterprise Edition」(価格299,000円)、「Mobile Edition」(無償配布)3つのラインナップが用意されている。Cmmunity Editionでは、J2EE1.3レベルのアプリケーション開発と、JSP1.2やJava Servlet 2.3に基づくコンポーネントをサポートする。Enterprise Editionでは、さらにWebサービスのサポートとしてSOAP、UDDI、WSDLを搭載している。Mobile Editionは新たに追加されたラインナップで、モバイル機器向けJavaアプリケーションの開発環境としてMIDP(Mobile Information Device Profile)やCLDC(Connected Limited Device Configuration)に対応している。
無償提供されるCommunity EditionとEnterprise Editionは既にダウンロード提供が開始されており、Enterprise Editionについては8月26日の出荷予定となっている。
なお今回発表されたSun ONE Studio 4は、従来から提供されている「Forte for Java」の後継製品となり、同社製品を「Sun ONE」ブランドに統一する戦略に沿った形となる。
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(2002/8/9)
[Reported by adachi@impress.co.jp]