【サービス】

イースト、XML Webサービスを利用した開発者向け辞書検索サービスを開始
~.NET Frameworkで構築され、SOAPインターフェイスでの辞書検索が可能

■URL
http://www.est.co.jp/press/020812.htm
http://www.btonic.com/ws/
http://www.sanseido.net/

体験サイトのサービス概要

 イースト株式会社は12日、マイクロソフトや三省堂と共同で、開発者向けにXMLを利用した辞書検索体験サイトを開設した。この体験サイトは、マイクロソフトのVisualStudio.NETを利用したアクセス実験と、データ検索Webサービス・インターフェイスの標準化を目的としたもの。

 このサイトは、マイクロソフトのWindows XPサーバーや「.NET Framework」を使用して構築されており、「XML Webサービス」を実現している。XML Webサービスは、XMLを利用したアプリケーションやシステム間連携技術で、イーストではこのXMLの仕様(スキーマ)やWebサービスのインターフェイスを公開している。

 これにより、企業の開発者などは、Visual Studio .NETを利用したSOAP(Simple Object Access Protocol)インターフェイスでXMLデータの検索が可能となる。今回の体験サイトで検索可能なデータは、「三省堂 Web Dictionary」に収録されている「三省堂デイリーコンサイス国語/英和/和英辞典」の辞書コンテンツとなる。

 イーストは、「今まで、Webサービス開発者向けのこのようなコンテンツは存在していなかった。今回このサービスを開始したことにより、開発者は当社が公開しているソースなどを参考にして、VisualStudio.NETアプリからのXMLデータの検索実験などが行なえるだろう。また、Webサービスは既に70種以上のコンテンツを有しており、十分サービスとして提供できるものになっている。今後は、提供コンテンツを増やしていき、Webサービスの充実や普及を目指していきたい」と語った。

 なおイーストでは、2001年5月に、マイクロソフト、JTBと共にXML Webサービス体験サイト「JTBビジネストラベル・パイロット版」を公開しており、今回は体験サイトの第二弾となる。

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(2002/8/12)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]

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