【海外動向】

独のe-Learning事情、今年は“普及元年”
~「e-Learning会議」10月開催

■URL
http://www.e-learning-congress.de/

 10月29日から30日まで、独ルートビヒスブルクにおいて「第三回e-Learning会議」が開催される。今年は「e-Learningの啓蒙」をテーマとして、これまでに確立されたe-Learningの概念を一般へと啓蒙する点に重点をシフトさせていくことになった。

 今回は、Bayer、DaimlerChrysler、CDI、独e-Learning会社のLearning Lab Lower Saxony、St. Gallen大学、METAグループなど、22もの各界の代表的な団体が招待され出展することになっている。

 過去2回のe-Learning会議では、e-Learningそのもの概念の確立に重点を置いていた。しかし、最近のネットの普及およびごく最近のブロードバンドの普及などにより、e-Learningという概念を耳にすることが独でも多くなっており、概念の確立はなされたといってもよい。しかし、実際にe-Learningを体験・利用しているかどうかは別であった。

 実際、独では、各大学などがe-Learningプログラムを進めており、最近では刑務所の受刑者でさえ大学の講義を受けることができる。利用者も徐々に増えつつあり、今年は普及元年といったところ。そのような独国内の状況を反映するかのごとく、今年のe-Learning会議は、テーマを「啓蒙」としたようだ。

◎関連記事
獄中で学位取得~独の大学が受刑者対象に講座を開始

(2002/8/13)

[Reported by Gana Hiyoshi]

ほかの記事はこちらから

INTERNET Watch編集部internet-watch-info@impress.co.jp
Copyright (c) 2002 Impress Corporation All rights reserved.