■URL
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2002-08/sunflash.20020812.2.html
http://www.sun.com/servers/entry/lx50/
米Sun Microsystemsは12日、「Sun Open Net Environment(Sun ONE)」ソフトウェアスタックなどの基盤ソフトを含む、低価格なエントリーレベルのシステム「x86」を発表した。最初の製品は「Sun LX50」で、Sun ONEやLinux、Solaris OE、Javaなどのソフトウェアやアプリケーションを統合して最適化した状態で出荷される。価格は2,795~5,295ドル。
LX50により、企業はSun ONEを用いて、LinuxおよびSolarisプラットフォーム上でのWebサービスの開発や導入、配信などのコストを削減可能になるという。LX50には、「Java 2 Standard Edition」やASPサーバーの「Sun ONE ASP for Linux」、データベース「MySQL」、Webサーバー「Apache」、FTPサーバー「WU-FTPD」、メールサーバー「Sendmail」、DNSサーバー「Bind」、「Sun Grid Engine」、「Sun Streaming Server」などが組み込まれている。これにより、企業は新たにソフトをダウンロードしたりインストールすることなく、そのままの状態で利用できる。
将来的には、Sun ONEスタックには「Sun ONE Portal Server 6」「Sun ONE Directory Server 5.2」「Sun ONE Identity Server 6」「Sun ONE Application Server 7」「Sun ONE Calendar Server 6」「Sun ONE Messaging Server 6」なども含まれる予定だ。
Sunは今後2四半期に渡り、x86サーバーの新製品シリーズでSun ONEソフトウェアスタックを提供する予定だ。Sun ONEは、Sunのソフトウェア製品を統合したもので、JavaとXMLをベースとするWebサービスの開発や導入を実現するアーキテクチャ、プラットフォームを表すものでもある。Sunは低価格マシンの投入により、米Microsoftの「.NET」に対抗し、Sun ONE戦略を推進していく。
(2002/8/13)
[Reported by 江藤 浩幸]