■URL
http://www.riaa.com/PR_story.cfm?id=547 (現在アクセスできず)
中国にある海賊版音楽の配布サイト「listen4ever」による大規模な海賊行為を幇助しているとして、5大レコード会社がバックボーンISPを相手取り、米ニューヨーク南部地区連邦地裁に提訴した。
提訴されたのは、米ATT Broadband、Cable & Wireless USA、SprintおよびUUNET Technologiesの4社。海賊サイトは中国で運用されているものの、サイトは全て英語で米国のトップアーティストを掲載するなど、米国のインターネット利用者を対象としている。レコード会社は、これらISPが米国へのインターネットの入り口でListen4everへのアクセスを遮断する立場にあると訴えている。
レコード会社がISPを提訴したのは、Listen4everが中国にあり、米国の法律を適用できないため。なお、米連邦議会では、著作権侵害者が米国の法律を無効にするため米国外での運用を企てる可能性を予測し、このような問題を取り扱う法律を準備している。
(2002/8/20)
[Reported by 江藤 浩幸]