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http://www.sun.co.jp/company/Press/release/2002/0827.html
ストレージ製品事業部部長 |
「Sun StorEdge Enterprise Storage Manager 1.0」 |
サン・マイクロシステムズ株式会社(以下、サン)は27日、ネットワークコンピューティングの総合性能を高める、データ・マネージメント・ソリューション「Storage ONE」を発表した。また、これにあわせて、ストレージ管理ソフト4製品も発表した。
「Storage ONE」は、個々のストレージデバイスの管理だけではなく、データ・サービス全体での管理を可能とするサンのストレージ戦略だ。特徴としては、ストレージシステムの仮想化や自動化などによるデータ・サービス全体での管理を可能としている点や、プラットフォームやシステム構築体系に依存しない環境でのデータ・マネージメント・ソリューションを実現する点となっている。
サンでは、「Storage ONE」を実現するソフトとして、以下の4製品を発表した。データの損失などを防ぐ災害対策ソフト「Sun StorEdge Availability Suite 3.1」(価格182万7,000円~)、インテリジェントバックアップソフト「Sun StorEdge Utilization Suite 4.0」(453万円~)、データへの高速アクセスや共有を実現するソフト「Sun StorEdge Performance Suite 4.0」(147万円~)、全てのストレージを管理するソフト「Sun StorEdge Enterprise Storage Manager 1.0」(300万円~)の4製品。これらの製品の出荷は、8月下旬より随時開始される。
ストレージ製品事業部部長の纐纈 晶嗣氏は「サンは、創業以来ネットワークコンピューティングに関するサービスやハードを提供してきたが、現在全てのネットワークコンピューティングは、プログラムとデータで成り立っているといえるだろう。プログラム側の観点から見たネットワーク戦略がMicrosoftの『.NET』や当社の『Sun ONE』である。今回の『Storage ONE』は、もう一方のデータ側の観点から見たネットワーク戦略であり、『Sun ONE』と『Storage ONE』の双方が組み合わさって初めて完全なネットワークサービスが提供できるようになると考えている。今後は、これらの戦略を中心に進めていきたい」と語った。
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(2002/8/27)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]