【提携】

米PalmとBEAが企業アプリケーション向けWebサービス分野で提携

■URL
http://www.palm.com/
http://www.bea.com/press/releases/2002/0827_palm_bea_partners.shtml

 米Palm Solutions GroupとBEA Systemsは27日、Palm OSのPDAでWebサービスを利用できるようにするための長期間にわたる戦略的提携関係を結んだことを明らかにした。

 この提携によりPalmは、企業アプリケーションのWebサービスをモバイル環境で動作させるためのデバイスサイドのソフトウェアスィートとツールを開発する。また、PalmとBEAは共同でこれらのソフトウェアを「BEA WebLogic Server7.0」と「BEA WebLogic Workshop」製品に統合し、これらBEAの製品をサーバーサイドコントロールとして利用する。

 この際、PalmはBEAに対してXMLデータをサーバーとPalmのPDAに送受信する際の信頼性と安全性を確保するための技術「Reliable Transport」を提供する。結果として、Palm開発者たちがBEA WebLogic Workshopをサーバーサイドのプログラミングフレームワークとして利用し、WebLogic Workshop開発者がReliable Transportを利用してPalmPDAにメッセージを送るという枠組みが完成する予定だ。

 今回の提携では、PalmのPDAから直接企業のバックエンドアプリケーションをWebサービスを使って呼び出すことができる環境を構築することが目標となっている。これについてPalm Solutions Group社長兼CO0のTodd Bradley氏は「我々はモビリティこそが将来のビジネスで成功するための鍵となる要因であると信じている」とコメントした。

(2002/8/28)

[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)]

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