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http://www.dslforum.org/PressRoom/news_london_8_02.html
業界団体のDSL Forumは28日、2002年6月末時点で、世界のDSL加入家庭や小規模事業が2,558万に達したとの調査報告を発表した。DSL関連の調査を手がける英Point TopicがDSL Forumの会合「DSL Forum Summit」で明らかにしたもの。
2002年上半期には世界のDSL加入数が680万増加した。DSL ForumのWilliam Rodey会長は「2005年までには世界で2億人のDSL加入者獲得を目指すという目標に向けて好調に前進している」とコメント。
2002年上半期において、DSL加入の成長率が最も高かった地域は、南アジアおよび東南アジア地域で124%。中東およびアフリカが僅差の123%、中南米が63.13%と続いている。これら各地域では成長率は高いものの、加入数は2001年末時点で500万以下にとどまっている。2002年上半期において、DSL加入数が世界全体に占める割合が最も高いのはアジア太平洋地域の42%で、北米が26%、西ヨーロッパが25%と続いてる。
さらにRodey氏は「経済的な圧力に直面している中で、米国だけでも半年で100万人近くのDSL加入者を新たに獲得したことは、家庭と小規模事業の顧客の双方に、DSLの信頼性とそれが提供する利点が認められということだ。また、韓国ではDSL回線は電話回線全体の26.14%を占め、既に大衆市場を形成している」と語っている。
(2002/8/29)
[Reported by 江藤 浩幸]