【サービス / セキュリティー 】

米McAfee、「Personal Firewall」サービスにデータ送信阻止機能などを追加

■URL
http://www.mcafee.com/aboutus/press_room/press_releases/Aug282002_1.asp?

 米McAfee.comは28日、同社のセキュリティサービス「Personal Firewall」と「Personal Firewall Plus」に、PCから外部へのデータ送信を阻止する機能とアプリケーション識別機能を組み込むと発表した。

 データ送信の阻止機能により、トロイの木馬や悪意のあるスパイウェアなどから攻撃者へのデータ送信を阻止することが可能になる。Personal Firewallサービスでは、不正なデータ送信を監視して阻止できるソリューションを提供することで、「SirCam」や「SubSeven」などのプログラムがPCの操作権限を獲得したり、ユーザーの行為を盗聴するような活動を防止できるとしている。

 一方のアプリケーション識別機能は、アプリケーションによるインターネットへのアクセス要求をユーザーに自動通知する機能。ユーザーがそのアプリケーションを確認して「信頼できる」と判断した場合、ユーザーがアプリケーションに「指紋」をつけておくと、いつでもインターネットへアクセスできるようになる。ユーザーがアプリケーションを認可しなければ、データ送信阻止機能によってインターネットへのアクセスが阻止される。

 これらデータ送信阻止機能とアプリケーション識別機能を組み合わせることで、ユーザーの許可なく、アプリケーションが外部と通信するのを防ぐことができる。インターネットにおける複合的な脅威によって被害が増大しており、全てのインターネットユーザーはファイアウォールとウィルス対策ソフトを組み合わせたセキュリティ対策を取るよう、McAfee.comは勧めている。

 アプリケーション識別機能とデータ送信阻止機能を組み込んだPersonal Firewallサービスの対応OSはWindows 95/98/ME/2000/XP。米国での利用料金はPersonal Firewallサービスが年間29.95ドル、画像による追跡ツールを備えたPersonal Firewall Plusサービスが年間39.95ドルとなっている。

(2002/8/29)

[Reported by 江藤 浩幸]

ほかの記事はこちらから

INTERNET Watch編集部internet-watch-info@impress.co.jp
Copyright (c) 2002 Impress Corporation All rights reserved.