■URL
http://www-916.ibm.com/press/prnews.nsf/jan/B079117A83E6270985256C25005F885C
http://www.usatech.com/
http://www.e-suds.net/
洗濯機の稼働状況を確認する画面。USA Technologiesの子会社で洗濯機の管理を行なう「e-Suds」のサイトより |
米IBMと米USA Technologiesは30日、米国の大学の学生寮にある約9,000台の洗濯乾燥機をインターネットに接続し、支払い方法、利用方法を簡略化するサービスを開始すると発表した。これにより学生が洗濯に要する時間や、支払い手続きを簡便化できるという。
このシステムではこれまでのコインで支払う方法に代わりIDカードか携帯電話で支払うようになり、洗濯機はすべてIBMがホスティングを行なうバックエンドシステムに接続される。学生はIBMが用意するWebサイトを閲覧することで、いつ洗濯機が利用可能か確認できる。またそのサイトから洗剤や柔軟剤を選び、最後に洗濯終了時にメール、ページャー、PCに連絡するよう指定することもできる。
また洗濯機の管理業者は、洗濯機の稼働状況、フィルターのつまり、水温、利用パターンなどを分析することができ、結果として稼働率を高めながらメンテナンスを少なくすることができるとしている。これらのデータをIBMがホスティングし、顧客のバックエンドシステムと接続することにより在庫管理、決済処理、日誌作成などの業務を簡略化できるとしている。またUSA Technologiesが決済管理技術を提供する。
(2002/9/1)
[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)]