【業界動向】

米Office Depot、Amazon.com内で個人向けオフィスサプライを販売

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 米Office DepotとAmazon.comは6日、Amazon.com内でオフィスサプライを販売するコーナーを開設した。Office DepotはこのAmazon.com内の店舗で約5万点の商品を販売する。

 このOffice DepotによるAmazon.com内店舗は、これまでAmazon.comが販売してきたオフィス用品を補完すると同時に、オフィスサプライを利用する個人利用客を見込んでいる。販売されるオフィスサプライとしては、ペン、リンク、トナーカートリッジ、紙、コンピュータ、プリンター、モニター、複合印刷機、オフィス家具などが含まれている。これらの製品を購入するときにAmazon.comの他の店舗と同じようにカスタマーレビュー機能や検索機能、パーソナライズ機能などを利用できる。Office Depotの店舗はAmazon.comと密接に連携しているため、Amazon.comの他の書籍や音楽などと同時に商品を購入することも可能だ。

 両社の合意ではAmazon.comが決済を担当する一方、Office Depotは在庫と商品の発送を管理する。またOffice Depotが商品に関連するカスタマーサービスを行ない、Amazon.comはWebサイトとクレジットカード決済に関するカスタマーサービスを担当する。

 この提携に関してOffice Depotの会長兼CEOであるBruce Nelson氏は「Amazon.comとの提携によりインターネットを利用する個人客という極めて重要で大きな顧客セグメントに効果的に達することができるようになる。われわれは、このマーケットセグメントが、年間9,000億ドル市場に達すると信じている」とコメントし期待感を表明した。

(2002/9/9)

[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com) ]

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