【サービス】

松下電工、センサーで高齢者の生活を知らせる「みまもりネット」

■URL
http://www.mew.co.jp/mimamori/

みまもりネットのサイト
 松下電工株式会社は、ひとり暮らしの高齢者の生活パターンをセンサーで感知し、電子メールで知らせる「みまもりネット」サービスを、2002年12月より開始する。

 これは同社が開発した世界最小の“ひとセンサ”「NaPiOn」を搭載したセンサーと送受信機を高齢者宅に設置し、高齢者の在室状況を感知・記録して、毎日指定した時間に家族などに電子メールで知らせるというもの。メールにはセンサーは寝室や居間、玄関など最大8台まで設置可能で、送受信にはNTTドコモのパケット通信サービスを利用する。

 メールでは24時間分の在室状況を時間と部屋名でまとめたものが送信され、たとえば日中で部屋の出入りが頻繁なときは心配ないが、寝室にずっといる時は体調が悪いのかもしれないと連絡を取ってみる、というように、判断の目安にできるという。センサーはカメラ機能は持たず、在室状況のみを文字で送信するため、プライバシーにも配慮できるとしている。必要な場合はリクエストメールで最新の在室状況をチェックしたり、また高齢者が送受信機の連絡ボタンを押すと、受信者に連絡メールが送られるという機能もある。

 みまもりネットの料金はセンサー2台と送受信機の基本サービス料が月額3,000円で、センサー増設料は1台月額300円。いずれも機器レンタル料を含む価格となる。初回のみ契約料が1万5,000円必要となる。サービスは12月1日から開始する予定で、松下電工ではこの事業の販売目標を2003年に2億円(顧客数1万人)、2005年に6億円(顧客数3万人)としている。

(2002/9/10)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]

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