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http://www.soumu.go.jp/s-news/2002/pdf/020911_1a.pdf
総務省総合通信基盤局は11日、「平成13年度電気通信サービスに係る内外価格差調査」を発表した。この調査は、東京、ニューヨーク、ロンドン、パリ、デュッセルドルフ、ジュネーブの6都市を対象に、「インターネット接続」「国内電話」「携帯電話」「国際電話」「専用線」の料金について比較したもの。
報告書によるとインターネット接続の比較では、「我が国においては事業者間の競争の促進によって料金の低廉化が進展し、世界的にみて最も低廉な水準」「他の都市が512kbpsや768kbps程度の速度であるのに対して、東京は1.5Mbpsや8Mbpsと、より早いものとなっているため、速度をベースにした比較においては東京はさらに割安」としている。
ただし、報告書では日本のインターネット接続料金をフレッツADSL(1.5Mbpsが2,900円、8Mbpsが3,100円)を基準に計算しており、ISP料金(報告書ではOCN、1,950円)を加えると、ロンドン(512kbps)、パリ(500kbps)、デュッセルドルフ(768kbps)と同程度(約5,000円)となる。なお、参考として掲載されたソウルの1.5MbpsサービスはISP料金込みで3,081円だった。
また、CATVインターネットの利用料金の比較では、日本の月額料金は3,200円で最も安かった。この調査によると、日本の接続速度は8Mbpsで、2番目に安いとされたデュッセルドルフ(3,556円)の256kbpsに比べて、安さ、速度ともに優れていることが読み取れる。
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(2002/9/11)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]