【業界動向】

屋外利用開放の新5GHz帯にも対応する無線LANアンテナ
米無線ベンダーが日本市場向けに開発

■URL
http://www.skycross.com/20020910_jap.asp

写真は、4.9~5.090GHzにのみ対応する米国向けの既存製品。日本市場向けの新製品では外観が若干変更される可能性もある

 無線アンテナベンダーの米SkyCross社は10日、4.9~5.35GHzを広くカバーする5GHz帯無線LAN用のアンテナユニットを発表した。日本ですでに屋内用に実用化されている5.15~5.25GHzに加えて、近く屋外向けに開放される4.9~5.0Ghzと5.030~5.091GHzにも対応する。新周波数帯までカバーする製品は世界で初めてだという。

 SkyCrossによれば、従来の技術では特定の狭い周波数帯にしか対応できず、複数の周波数帯をカバーしようとするとアンテナのサイズが大きくなったりコストがかさんでしまったという。新製品では同社の特許技術により、高ゲインの組み込み型アンテナを実現した。IEEE 802.11a規格を採用しており、最大54Mbpsの無線データ通信が可能になる。

 国内の無線機器ベンダーには、エム・アールエフ、グローバル電子の代理店2社を通じて提供していく予定。サンプル供給を11月にも開始できる見込みだ。

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(2002/9/11)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]

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