【イベントレポート】

PostPetV3の“モモ”と“コモモ”がお出迎え~Sony Dream Wolrd 2002
ソニーのプレイベートショー、14日から開幕

■URL
http://www.sony.co.jp/sonydreamworld/
http://www.so-net.ne.jp/postpet3/
http://www.so-net.ne.jp/happystore/

 9月14日、15日にパシフィコ横浜で開催されるソニーのプライベートショー「Sony Dream Wolrd 2002」が開催される。入場料金は無料。このショーでは、VAIOやベガ、Net MDなどを紹介する「エレクトロニクスオンサービスゾーン」と、So-net、ソニー・コンピュータエンタテインメント、ソニー・ミュージックエンタテインメントなどが出展する「エンタテインメントゾーン」の2つのジャンルで、ソニーグループの目指す21世紀像が展示される。13日には一般公開に先駆けてエンタテインメントゾーンが関係者向けに公開された。

 エンタテインメントゾーンでは、4年ぶりのバージョンアップとなるメールソフト「PostPet V3」や、二足歩行ロボット「SDR-4X」と「AIBO」によるショー、プリペイド式電子マネー「Edy」の体験ゾーンなど、ソニーが提案する“ワクワク”が盛りだくさんだ。なお、Sony Dream Wolrd 2002オリジナルデザインのEdyカードが、両日とも先着5,000名にプレゼントされるので、会場内に出店しているソニープラザやカフェドクリエ、ファミリーマートなどで実際に買い物をしてみよう。

 So-netのブースでは、So-netの顔となった“モモ”と「PostPet V3」から新しく登場するキャラクター“コモモ”が出迎えてくれる。V3では、ペットだけでなく部屋や家具などが3D化されたほか、部屋に関しては、従来の1ルームから、庭付き一戸建てに進化し、昼夜の概念が実装される。新キャラには、“コモモ”のほかに非常に打たれ弱く、家出しやすい性格の“竹千代”も追加される。さらに、発売記念イベントの賞品となるPostPet仕様の自動車「スマート」も展示されている。なお、「PostPet V3」は2002年末に発売される予定だ。

Edy体験コーナー コモモとモモ PostPet仕様のスマート

 関係者向け公開日のスペシャルイベントとして、出井伸之代表取締役兼CEOと篠原ともえによるトークセッションが開催された。トークセッションは、篠原ともえがパーソナリティを務めるインターネット番組「Happy Store」のリスナーから集められた出井会長への質問を中心に進行された。

 「出井さんを雑誌等でお見かけする時、5回中4回ぐらいは難しい顔をされていますが、気分転換はどのようにされているのですか?」という質問に対して出井会長は、「気分転換はゴルフや趣味の時間を多くとること。キャディーさんにも、笑顔の方がいいと言われる」「難しい顔をしているのは、質問内容が難しいから」と答えた。「出井さんは朝起きたときにまず何を考えるのですか?」という質問に対しては、「月曜日の朝は特に嫌だねぇ。最初に嫌なことを全部考えてから、一日のスケジュールの中に楽しそうなことを探すようにしている。例えば、今日は“モモ”ちゃんに会えるとかね。楽しいことはなるべく後ろにあるほうがいいね」と答え、会場の笑いを誘った。

篠原からプレゼントされたネクタイを締めて、NHKのインタビューへと消えていった出井会長

 3つ目の質問には「ハリウッド映画などでは莫大な制作費が費やされていますが、日本ではそうでもないように思えます。その日本で若いクリエイターを育てていこうというお考えはあるのですか」というものだった。これに対して出井会長は、「映画の中心がハリウッドにあることは間違いない。たくさんの人種がかかわっているからね。日本人だけで作る映画の市場は日本だけになってしまう」と語り、「しかし、コミックのマーケットは違う。これは絶対にすごくなる。それからゲームマーケットでは、すでにハリウッドを抜いていると思う。もちろん映画も作るけど、日本はコミックやゲームといった分野でがんばっていくだろう」とコメントした。

 最後の質問は「今後、ソニーは、うれしさ、楽しさ、幸福をどのような形で僕らに提案してくれますか?ミスターソニーの考える21世紀のライフスタイルをお聞かせください」というものだった。出井会長は「この質問の答えがまさにSony Dream Wolrd 2002だ」と述べた。続けて「ソニーにはさまざまな夢を実現したい人が入ってきて欲しい」とソニーの今後について語り、「実際はその多くが、夢が実現できないと思ってしまうんだけど」と付け加えて笑いを誘った。また、「でも、ソニーは夢の実現の可能性がある会社だ。関連会社が大きくなって、どれが親会社かわからなくなったほうがいいね」「So-netはソニーの玄関だと思ってる。レストランの入り口のような魅力的な入り口に成長しなくてはならない」と語った。

(2002/9/13)

[Reported by okada-d@impress.co.jp]

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