【調査結果】

規制緩和が次世代ネットワークサービスを生み出す
~仏通信規制局が報告

■URL
http://www.art-telecom.fr/publications/ngnsept2002-index-d.htm
http://www.art-telecom.fr/publications/ngnsept02.pdf

 仏通信規制局ARTは、仏調査会社Arcome SAと共同で行った研究報告書において「規制緩和および市場開放が、次世代ネットワークサービス(NGN=Next Generation Networks)が生み出される方向への原動力となっている」との研究成果を発表した。

 この報告書は、6部構成で261頁からなっている。第1部は研究の目的、第2部はNGNの定義、第3部はNGNの詳細な説明、第4部はNGNによって影響が出る業界、第5部はNGNの規制のあり方、第6部はまとめが記述されている。

 NGNは、未来の通信網とも称され、その定義は業界ごとに若干異なることもあるが、大まかにいうと「双方向の通信をサポートしマルチメディアサービスを提供することができるネットワーク」ということができる。NGNは、ネットワークの核にあたりNGNの周辺となる部分と、端末部分、それらをつなぐインターフェイスからなる。核にあたる部分は、輸送、制御およびサービスの3層から構成される。端末部分に必要な技術は、モバイル、リアルタイム、マルチメディア、互換性などの課題をクリアする必要がある。

 ARTは、規制緩和と市場開放による競争促進がこれらの技術開発の推進力になっていると指摘。また、NGNは、将来の業界地図および業界関係を塗り替える可能性も大いにあることも指摘した。ただし、これらの結果は、規制により標準化したインターフェイスを採用するのか、自由にさせつつ情報を完全に開示させることによるかによっても変化するとの見解が示された。

 今回の研究は、ARTがNGNの重要性を認識させる意味で発表したいきさつがあり、内容的には、仏国内の関連産業の振興を目的としたものとなっている。

(2002/9/18)

[Reported by Gana Hiyoshi]

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