【業界動向】

「Palm OS 5」用のWebブラウザーをメーカー向けに出荷開始

■URL
http://www.palmsource.com/
http://www.access.co.jp/remarkable/nf.html

 米Palm子会社のPalmSourceは17日、携帯端末向けOSの次期版「Palm OS 5」にネイティブに対応するWebブラウザー「PalmSource Web Browser」を、Palm OSのライセンス先に出荷開始したと発表した。

 PalmSource Web Browserは、株式会社ACCESSの携帯端末向けブラウザー「Netfront 3.0」をベースにしたもの。Palm OS搭載機の次期版に採用されるARMプロセッサにネイティブに対応し、高速なWebアクセスを実現する。ダイヤルアップ接続などの低速接続の場合、画像やJavaScriptのダウンロードをオフにして、ダウンロード時間を短縮できる。

 また、暗号通信プロトコル「SSL」に対応することでセキュリティを強化したほか、プロキシを介さずに直接Webを閲覧できるようにした。さらに、Web記述仕様のHTML 4.01やXHTML 1.0、Dynamic HTML、cHTML、DOM Level 1/Level 2、CSS、ECMA Script (JavaScript 1.5)などに対応している。

 PalmSourceで製品部門を統括するSteve Sakoman氏は「モバイルインターネット利用者は急増しており、Web閲覧機能を強化することで、携帯端末やスマートフォンにより多数のユーザーを惹きつけられると考えている」とアピールしている。

(2002/9/18)

[Reported by 江藤 浩幸]

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