【新製品】

米Microsoft、「Wi-Fi」準拠の無線LAN製品シリーズを発表

■URL
http://www.microsoft.com/presspass/press/2002/sep02/09-19BroadbandNetworkLaunchPR.asp
http://www.idgexecforums.com/demomobile/

 米Microsoftは19日、無線LAN規格「Wi-Fi (802.11b)」準拠の無線LAN製品シリーズ「Broadband Networking」を発表した。米カリフォルニア州サンディエゴで開催されているモバイル関連の会議「DEMOmobile」で明らかにしたもの。

 同製品シリーズでは、米Intersilの無線LANソリューション「PRISM WLAN」を採用している。同製品シリーズに含まれる製品と価格は、無線基地局の「Wireless Base Station」が149.95ドル、端末側のUSBアダプター「Wireless USB Adapter」が79.95ドル、PCカード「Wireless Notebook Adapter」が79.95ドル。このほか、基地局と端末側のアダプターを組み合わせた製品、10/100 Ethernetに対応する有線基地局やアダプターなども用意する。

 これらの製品では、設定を容易にする「Setup Wizard」を備えており、PCのISP設定やモデム設定を検出して、基地局と端末側の設定を自動的に行なう。また、「Network Utility」を用いてネットワークの状況を簡単に調べたり、問題を解消したり、アップデータをダウンロードできるという。

 セキュリティの強化を図るため、128ビットのWEP暗号がデフォルトでオンに設定され、盗聴を防ぐことができる。また、NAT機能やハードウェアによるファイアウォールが組み込まれ、インターネットからの攻撃を防御できる。さらに、無線基地局にはブラウザーから管理できるツール「Base Station Management Tool」を搭載し、MACアドレスでフィルタリングしたり、両親が子供のアクセスを管理する機能を備えている。

(2002/9/19)

[Reported by 江藤 浩幸]

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