■URL
http://www.ntt-east.co.jp/release/0209/020924a.html
http://www.ntt-west.co.jp/news/0209/020924.html
NTT西日本は24日、「フレッツ・ADSL」などの同時接続セッション数を複数追加できるサービス「フレッツ・プラス」を10月1日より提供すると発表した。これにより、複数のISPを利用している場合でも、切り替え作業をせずに両方のISPの利用が可能となる。
NTT西日本が今回提供するのは、「フレッツ・ADSL」と「Bフレッツ」の同時接続セッション数を現状の1個から2個へ増加するサービス(ここでは「セッション追加サービス」と呼ぶ)と、同時接続セッション数を3個以上(最大20個)に任意で追加できる「フレッツ・プラス」の2種類となっている。
これらのサービスにより、「セッション追加サービス」で増加された2個+「フレッツ・プラス」で任意に追加するセッション数が、利用可能な最大セッション数となる。料金は、工事費が2,000円で、月額料金は「フレッツ・ADSL」と「Bフレッツ(ビジネスタイプを除く)」が1,000円、「Bフレッツ(ビジネスタイプ)」が2,000円となっている。
両者のサービスの違いを見てみると、「セッション追加サービス」ではセッション数が一律2個となっているが、工事費用2,000円以外の月額費用は発生しない。一方「フレッツ・プラス」では、セッション数を3個以上に任意に設定することが可能となっているが、工事費用に加えて1契約セッション数あたり1,000円から2,000円の月額費用が必要となる。
NTT西日本提供が提供するサービスイメージ
「セッション追加サービス」でのサービスイメージ図
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「フレッツ・プラス」でのサービスイメージ図
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なお、NTT東日本では、「フレッツ・プラス」の提供は行なわず、同時接続セッション数の変更のみ行なうとしている。今回の変更により、「フレッツ・ADSL」や「Bフレッツ(ファミリータイプ)」などは同時接続セッション数が1個から2個に増加するが、「Bフレッツ(ビジネスタイプ)」(4個)と「Bフレッツ(ベーシックタイプ)」(2個)となっている。NTT東日本では工事費用や月額費用などの追加料金は発生しないほか、申し込みの必要もなく、該当ユーザーは10月1日以降に自動的に同時セッション数が追加されるとのこと。
NTTでは、「これまでのフレッツサービスでは、『Bフレッツ(ビジネスタイプ)』などを除き、最大セッション数が1個となっていたため、複数のISPを利用している場合、いちいちセッションを切り替える作業が必要となっていた。複数のPCやISPを利用している事業ユーザーなどは、これでは不便だったと考えられる。そこで今回NTT東西両方で同時セッション数を追加し、西日本ではさらに有料で追加することができる『フレッツ・プラス』を提供することとなった」としている。
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(2002/9/24)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]