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http://www-916.ibm.com/press/prnews.nsf/jan/95EB9C0E9B95E3C185256C3E00552F6F
米IBMは24日、Webサービス開発環境の新版「WebSphere Studio Version 5」を発表した。Webサービスに対応する単一の開発環境に、Javaと従来の資産を統合する初めてのソフトだとしている。
新版では、JavaベースのWebサービスを開発する機能に加え、COBOLやPL1などで作成した既存の資産を現代向けする機能を提供する。これらの機能により、経費や時間を費やし、柔軟性に欠ける作業をすることなしに、既存資産をWebサービスに接続できるという。
IBM WebSphere Studio Version 5は、J2EE 1.3やEclipse Version 2、Red Hat LinuxとSuSE LinuxのVersion 7.2などに対応するほか、Webサービス向け記述言語「Web Services Business Process Language」(BPEL4WS)などのWebサービス仕様に対応する。また、オープンソースのフレームワーク「Apache Struts」環境を用いてWebアプリケーションをビジュアルに作成できる。さらに、「Macromedia ColdFusion MX for WebSphere」により,ColdFusionのアプリケーションをWebSphereでネイティブに実行できる。
このほか、性能分析ツールやレガシー資産の分析機能、自動コード生成機能、デバッガの統合、テスト環境の内蔵などの機能を備えている。また、アプリケーションの開発から配信まで、スムーズに移行できるという。
WebSphere Studio関連製品は、米国において「WebSphere Studio Application Developer V5」が1ユーザー当たり3,499ドル、「WebSphere Studio Enterprise Developer V5」が1ユーザー当たり7,500ドル、「Macromedia ColdFusion MX for IBM WebSphere Application Server」が1プロセッサ当たり4,000ドルで販売されるほか、、「WebSphere Studio Application Monitor for zOS and OS/390」と「WebSphere Studio Workload Simulator for zOS and OS/390」が10月に発売される予定だ。
(2002/9/25)
[Reported by 江藤 浩幸]