【事業計画】

IETFの標準化プロセスの一環として、Rendezvousをオープン標準として提出予定

米Apple、ネットワーク技術「Rendezvous」をオープンソースに

■URL
http://www.opensource.apple.com/projects/rendezvous
http://www.apple.com/pr/library/2002/sep/25rendezvous.html

 米Appleは25日、ネットワーク技術「Rendezvous」のソースコードをオープンソースにすることを明らかにした。

 Rendezvousは、IETFの標準プロトコルであるIPやARP、DNSをベースとし、何も設定することなく、Ethernetや802.11無線ネットワークなどのIPネットワーク上にある機器を自動的に検出して接続する技術。新版のOS「Mac OS X 10.2」に組み込まれ、Appleの無線LAN製品「Airport」やIMソフト「iChat」に搭載されているほか、キヤノンやエプソン、米Hewlett-Packard、オランダのPhilips、米Xeroxなどがサポートを表明している。

 Rendezvousのソースコードを自由に利用できるようにすることで、Appleは同技術を使ったネットワーク対応機器やアプリケーションの開発を促進する。Rendezvousのソースコードには、UNIXやLinux、Windowsベースのシステムや機器に対応するソフトウェアが含まれている。

 AppleはIETFのワーキンググループと協力し、設定不要のIPネットワーク技術の開発を支援するとともに、IETFの標準化プロセスの一環として、Rendezvousをオープン標準として提出する予定だ。

 AppleのPhilip Schiller副社長は「当社はオープン標準プロセスをサポートし、オープンソースのソフトウェアを提供することで、Rendezvous技術の普及を促進したい」とコメントしている。

(2002/9/26)

[Reported by 江藤 浩幸]

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