【調査結果】

2006年には世界のメール数が1日当たり600億通に~米調査

■URL
http://www.idc.com/getdoc.jhtml;jsessionid=KBLPBRKVISXP2CTFA4FSFFAKMUDYUIWD?containerId=pr2002_09_23_113035

 米IDCは26日、個人間の電子メールに加えスパムや通知メールが急増することで、世界全体の1日当たりの世界の電子メール数が「2002年の310億通から2006年には600億通へと増加する」との調査報告を発表した。2006年には、600億通のうち個人間の電子メールが占める割合は半数強になると予測している。

 IDCのMark Levitt副社長は「ホースで水を注ぐように、電子メールはメールボックスを満たしており、この容量が増加すれば、我々の閲覧能力を超えてしまうだろう。電子メールが企業や個人にとって有用なツールであり続けるためには、デスクトップPCやノートPC、携帯端末を通じて、重要かつ緊急の電子メールや通知に、ほぼリアルタイムにアクセスするための新たな手段を見いだす必要がある」と指摘している。

 IDCによると、電子メール利用者は、即座に優先度の高いメッセージと低いメッセージを見分けたり、スパムを削除するため、より優れたフィルタリング技術を利用したいと望んでいる。また、2006年までは、Webブラウザーが世界で最も利用されているメールボックスという状況が続き、Webブラウザーへの高度なフィルタリング技術の導入も必要となる。

(2002/9/27)

[Reported by 江藤 浩幸]

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