【事業計画】

~今年度末を目処に「知識創発型ネットコミュニティ提言書」を作成

NTTデータなど5社、地域社会IDCをコンセプトにしたプロジェクトを発足

■URL
http://www.nttdata.co.jp/release/2002/092700.html
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/2002/0927a/index.html

 日本インターネットデータセンタ(以下、JIDC)、NTTデータ、日立製作所、三菱電機および日本電気の5社は、地域社会向けIDCソリューションの企画・提案をする共同プロジェクト「知識創発型ネットコミュニティ研究フォーラム(以下、知識研究フォーラム)」を立ち上げることで合意したと発表した。

 この知識研究フォーラムは、政府のe-Japan戦略における「知識創発型の社会」を実現するために、その根幹となるIDCソリューションを企画・提案・事業化するための検討を行なう研究会だ。この研究会は、2002年4月にNTTデータなど4社によって設立されたJIDC内に設置され、今年度末を目処に、研究成果をまとめた「知識創発型ネットコミュニティ提言書」の発表を目標に活動を行なう。

 知識研究フォーラムでは、e-Japan戦略によって電子政府等の実現に向けた取り組みが積極的に行なわれていることから、今後地域社会に密接に関連した地域コミュニティポータルサイトや物販・物流などが今後伸びると予測している。この地域社会に、インターネットなどの情報ネットワークを基盤として、地域社会に関わる市民や役所間で知識や情報を共有しようというのが、地域社会IDCのコンセプトとなっている。

 研究会の具体的な活動としては、NTTデータや三菱電機などJIDCの親会社が持つ研究機関や地域ポータルサイトからのヒアリングなどを実施し、地域社会IDCの事業化などに向けて検討を行なう。なお、「知識創発型ネットコミュニティ提言書」発表後の活動については、今のところ白紙だという。

(2002/9/27)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]

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