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AOLがサービスに支障のあった会員に料金払い戻し

■URL
http://www-db.aol.com/corp/news/press/view?release=137&

 米国の通信サービスAmerica Online(AOL)は、このところ固定料金制の導入などによって「繋がらない」との苦情が相次いでいた。共同通信によると、これに対して1月29日、AOLが料金を払い戻すことで原則的に合意したことが、同社の訴追手続きを準備していたイリノイ州司法長官によって明らかにされた。サービスに支障があった会員は、申し出ることによって月額最高39ドル90セントの会費が返済される。

 同じく1月29日にAOLは、設備拡張投資に加えて、退会のための電話が2分以内にかかるように人事を増強し、郵送やFAXによる退会受付も開始したと発表した

 AOLではここ数年、会員数が増え続けており、特に96年12月に固定料金制を導入して以来、アクセスしようとしても繋がらないという苦情が相次ぐようになった。そのため、イリノイなど37州の司法当局が共同でAOLを訴追する準備を進めていた。国内でも一時期、プロバイダーのアクセスポイントに繋がらない事態が頻発し、「インターネットマガジン」でも「ビジー率調査」という企画が組まれるほどの問題となっていた。営業規模が違うとはいえ、国内のプロバイダーも対岸の火事とは言っていられない事件だろう。

('97/1/30)

[Reported by masaka@impress.co.jp / saori@earthlink.net / yuy@Hawaii.Edu]


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