【ニュース/インターネット電話】
共同通信によると、米LATIC Communications社は1月30日、インターネットを使った日米間の国際電話サービスの無料試験運用を開始すると発表した。日本の「公-専-公接続」の解禁を待って、インターネット国際電話サービスを事業化する予定だ。
LATIC社が行なう国際電話サービスは、発信・受信ともに普通の電話機(プッシュ式)を使って通話ができるというもの。日本からの発信者は、東京のLATIC社のアクセスポイントに電話をかけ、6桁の暗証番号(PINナンバー)と米国の相手先電話番号を入力すればよい。音質は通常の電話と変わりないという。音声圧縮技術を用いて通常の電話の10分の1の回線容量で通話ができるため、日本から米国への通話料金は15セント/分(約18円)と、KDDの通話料金(平日昼間607円/5分)を大幅に下回るとのことだ。
今回の無料試験運用は、東京とカリフォルニア州サンノゼおよびワシントンD.C.間で行なわれるもので、1時間無料で国際電話サービスを利用できる。先着500名の限定運用となっている。希望者はLATIC社に連絡し、暗証番号が記載されたカードを受け取る。
◎問い合わせ先
LATIC Communications
TEL +1-301-340-1688
('97/1/31)
[Reported by nagase@impress.co.jp]