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京都芸術短大がインターネットで入試
WWW上に作品を展示。試験官とメールで対話

■URL
http://www.kyoto-art.ac.jp/~icp/

 私立の「京都芸術短大」では、4月より「インタラクティブ・コミュニケーション講座(ICP)」を新設するが、それにあたって、14~19日の6日間、インターネット上で受験を実施する。

 ICPは、コンピューターと人間のデジタルコミュニケーションをテーマとする学科。京都芸術短大や他の美術系学校の卒業生を中心に、5人募集。今回は9人が応募している。

 入試は、受験生がWWW上に「自己紹介」をテーマとする作品を展示し、それについて試験官と電子メールでコミュニケーションをとり、作品を発展させるなどして進めていく。絵や動画、テキストなど、表現手段は問わない。自分のホームページを持っている受験生はそこで、持っていない受験生は京都芸術短大のサーバーを一時的に使用する。なお、20日には実際に面接も実施し、替え玉受験を防ぐ。

 ICP主任の中西専任講師によると「作品そのものより、電子メールでコミュニケートしていく過程を評価したい」とのことで、「来年は1か月ぐらいかけて、受験生とコミュニケートしながらゼロから作品を作っていきたい」と語っている。

('97/2/13)

[Reported by masaka@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp