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米AT&Tが無線で固定電話を接続する技術を発表

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http://www.att.com/press/0297/970225.pca.html

 米AT&Tは、2月25日、固定電話(家庭などで使用する通常の電話)を無線で接続する技術を発表した。

 これは、固定電話の屋内回線を各家庭の外壁に設置したトランシーバーに接続し、電柱などに取り付けた中継アンテナまで無線で通信するというもの。中継アンテナからAT&Tのデジタル交換機が設置されているセンターまでは、光ファイバー経由で通信する。電話機や電話番号は、既存のものをそのまま使用できるとのこと。また、モバイルサービスのオプションもある。

 このサービスを利用すると、日本のISDNのように電話回線を2つ使用でき、128kbpsのインターネット接続も可能とのことだ。なお、プライバシーの保護や不正防止のため、無線による通信は暗号化されるとのこと。

 長距離電話会社が地域電話サービスに参入するには、地域電話会社から回線を借りるか、新たにインフラを整備する必要がある。この技術を使うと最小限の設備投資でサービスを提供でき、サービス地域の拡大も容易になる。AT&Tでは、97年末からシカゴでベータテストを行なうとのことだ。

('97/2/27)

[Reported by takasaki@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当 internet-watch-info@impress.co.jp