【業界動向】
米IBM社、米Oracle社、米Sun Microsystems社、米Netscape Communications社の4社は、分散コンピューティング環境における規格作りを協力して進めていくことで合意したと発表した。
4社は、各社の分散コンピューティング製品の相互接続性を、OMG(Object Management Group)の分散オブジェクト技術「CORBA(Common Object Request Broker Architecture)」および「IIOP(Internet Inter-ORB Protocol)」を核にして確保していくことで合意した。米Microsoft社が提唱する分散オブジェクト技術「DCOM(Distributed Component Object Model)」に、4社が共同して対抗していく姿勢を鮮明にしたというわけだ。
CORBAとIIOPの機能拡張を含む共同作業の結果は、OMGにフィードバックされる。また、今後、他のOMG参加企業にも同規格作りへの協力を呼びかけていくという。
('97/3/12)
[Reported by nagase@impress.co.jp / yuy@hawaii.edu]