【新サービス】


大日本印刷がPDFのコンテンツ配信や情報交換をWWWで開始
PDFファイルのオンライン販売も予定

■URL
http://www2.dnp-sp.co.jp/club-d/(Club-D)
http://www.dnp.co.jp/pdf-w/(PDFワールド)
http://www.adobe.com/international/jpacrodown.html(Acrobat Reader3.0Jダウンロードページ)

 大日本印刷株式会社は、PDF(Portable Document Format)を利用したネットワークビジネスの立ち上げを目的として、2つのホームページを開設した。

 一つはAdobe Acrobatで作成されたPDFファイルをWWWで配信する「club-D」。もう一つはPDF関連の情報発信や情報交換を行なう「PDFワールド」だ。現在はどちらも無料だが、「club-D」は年内をめどに有料化を予定している。料金や決済方法などは未定とのことだ。

 これらのページを見るには、まずAcrobat Reader3.0Jをインストールしよう。「club-D」では、学習研究社、山と渓谷社の情報誌を中心として、遊園地などのレジャー情報や、釣り、料理のレシピなどの情報をPDFで公開している。表示されるまでの時間はオンラインで見ても思ったより早く、驚いた。コンテンツの数は3月13日現在、34点。徐々に増やしていくとのことだ。

 また、「PDFワールド」では、日本でまだPDFが一般に知られていないため、PDFはどういうものなのかといった説明や、事例紹介を掲載していく。事例紹介では、なんと工学図書株式会社から販売されている書籍「PDF+Acrobatネットワーキング入門」を一冊全てPDFで公開している。PDFとは何か、といった基本的な事から、PDFの作り方などが得られる。このほかに、質問・情報交換コーナーも設置している。

 雑誌や本をDTPで出版している出版社が多い現在、PDFファイルを利用すれば、デジタルデータを紙以外のメディアでも有効活用できる。またユーザー側も、本の中で自分の欲しいページだけを得られるほか、デジタルデータでも本とほぼ変わらない、HTMLにはできない凝ったレイアウトで見られるのが嬉しいところだ。

('97/3/13)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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