【ソフト】
日本アイ・ビー・エム株式会社は、DOS上で動作するWWWブラウザー「IBM WebBoy for DOS Version 3.0」を4月29日より価格9,800円で発売する。WebBoyは、WWWブラウザーとメールソフト、TCP/IP通信プログラムで構成されており、旧型DOS/Vマシンでもインターネットへアクセスできるソフト。日本IBMでは、WebBoyを過去の製品を再利用できるものにする「リサイクルウェア」と位置づけている。同社の推定によると、WebBoyが利用できるIntel 386、486プロセッサーを搭載した機種は、累積で約250万台出荷されているとのこと。
WebBoyのWWWブラウザーとしての機能は、HTML 3.2に準拠し、GIF、JPEGの画像ファイルをサポートしているが、Javaアプレット、Javaスクリプトには未対応。なお、各機能をファンクションキーに割り当てるなど、マウスなしでも操作できるようになっている。
発表会場では、「Palm Top PC110」や1989年発売の「5530Z-SX」などマシンパワーの低い機種や旧型機で、WebBoyを動作するデモが行なわれた。デモで使用されたのはテスト版だが、操作してみたところ、ページの表示やメールソフトの操作などは問題なくできた。
同社では、今後も過去の製品を再利用できるようにする「リサイクルウェア」を開発していきたいとのことなので、旧型機を保有する企業や、学校などでも、古いマシンがまだ蘇る可能性がありそうだ。
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('97/3/17)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]