【イチオシ】
■URL
http://www.wnn.or.jp/wnn-u/
私の趣味はスキューバダイビング。国内では八丈島、海外ではパラオなどが私のオススメのダイビングスポット。美しい海はもちろん、空気もきれいなので、夜になると星がよく見える。昨年の3月も、百武彗星の地球最接近の日をパラオで迎え、大いに感動した。
ところが、実は私、天文については全くの無知なのである。そして、このように星がきれいに見える所を訪れたとき、いつも思うのは、「もっと星のことを知っていたら楽しいだろうな」ということ。きれいな星空が目に入り、そんな風に感じるという方もきっと多いのではないだろうか。
そんな人にお薦めなのが、宇宙について勉強できるサイト「星と友達になろう!」だ。勉強というと堅苦しく思えるかも知れないが、ここでは物語のように、楽しみながら読み進めることができる。
まず最初に私が訪れたのは、「天文ビギナーズ」のコーナー。文字通り、スターウォッチングの予備知識として押さえておくべきポイントを分かりやすく解説してくれている。例えば、人間の目が暗さに慣れるまでには15分かかること、星の高度や方角は「10度=ゲンコツ1個」で測れることなど、本格的な専門書には決して出てこないような「お役立ち豆知識」が随分とためになる。
さて、星の見方が分かってくると、実際に夜空を眺めてみたくなる。しかし、目的もなく、ただ見上げているだけではつまらない、ということで今年最もホットな話題が知りたくなる。そんな時も、このサイトが役に立つ。
つい先日、モンゴルで皆既日食が見られるというので、世界中の学者や天文愛好家の目を引き付けたことは記憶に新しい。インターネットの世界でも、居ながらにしてリアルタイムで情報を得ることができ、そのありがたさを実感できるものであった。
ところがこのサイトでは、既に次の大物へと興味が移っている。ご存知の方も多いとだろうが、「ヘール・ボップ彗星」という今世紀最大と言われる超巨大彗星が、地球に接近しているのである。当然、このサイトでも力が入っており、国立天文台の専門家による解説などが載っていて、一通り目を通すと「イッパシのヘール・ボップ彗星通」になれるほどである。
なかでも、私の一番のオススメは、Javaを使った星座盤のページだ。知りたい日時を入力すると、空の中でどこに見えるのかを、主な星座とともに表示してくれる。また、彗星が太陽系に近づいて再び遠ざかっていくさまを動画を使って表示させたりと、いろいろと遊んでみることができる。
また、「星座物語」というコーナーもオススメだ。星座占いに使われる黄道12宮(最近はへびつかい座を含めて13宮になったらしい)だけでなく、計88の星座について、見ごろにあわせて、それぞれの位置やそれにまつわる伝説などを解説しれくれる。
冬は夜空が澄んでいて、星を見るのにぴったりの季節。寒さが和らいできた今ごろはちょうどよい時期だ。寒い寒いと部屋にこもってばかりいないで、たまには星空ウォッチングを楽しんでみてはいががだろう? しかし、どうしても寒いのが苦手で、「15分も外に出ていられるか!」という方には、全国のプラネタリウムの情報もあるので、そちらを参照してほしい。
('97/3/18)
[Reported by sakataku@NetLaputa.or.jp]