【業界動向/サービス】


Netscapeの標準検索コーナーにYahoo!が情報を提供

■URL
http://home.netscape.com/newsref/pr/newsrelease372.html
http://home.netscape.com/newsref/pr/newsrelease371.html

 Netscape Communications社とYahoo!社は19日、Yahoo!がWWW上で行なっている検索サービスの機能を、次期ブラウザー「Netscape Communicator」向けにカスタマイズし、提供することで合意したと発表した。

 このサービスは、Netscapeのサイト上で運営される索引サービスを一新するもので、「Netscape Guide by Yahoo!」と呼ばれ、Netscape Communicatorに付く予定の「Guide」ボタン(従来の「リンク集(Destinations)」ボタンに相当)をクリックすることで利用できるようになる。Javaスクリプトやスタイルシート、レイヤーなどが用いてデザインを一新するほか、いわゆるプッシュ技術を利用し、随時情報が更新されるようになるという。さらに、あらかじめ「Business」「Personal」などのカテゴリーが用意されているが、この部分を各ユーザーが自由にカスタマイズすることもできるようになるという。サービス開始は今年の第2四半期中になる見込みだ。

 また、Netscape Communications社は18日、Excite、Infoseek、Lycosなどが、同社のデスクトップ環境「Constellation」の機能をサポートした検索サービスを開始することで同社と合意したと発表している。こうした一連の動きは、「Dynamic HTML」をめぐるMicrosoft社との覇権争いで、同社の優位性をアピールするものとして注目されるところだ。

('97/3/21)

[Reported by yuno@impress.co.jp / saori@earthlink.net]


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