【イベント】

日本・カナダ・スウェーデンの3校によるグループが受賞

「AT&T Jens バーチャルクラスルーム・コンテスト」最優秀作品決定

■URL
http://www.kids-commons.net/vc/ （バーチャルクラスルーム）
http://www.kids-commons.net/vc-j/grandprize-j.html（優秀作品）

　3月26日、AT&T Jens株式会社が主催する「バーチャルクラスルーム・コンテスト」の優秀作品表彰式がホテルニューオータニで開催された。最優秀作品に選ばれたのは、北九州市立花尾中学校、カナダのPeerless Lake School、スウェーデンのSoedra Skolanの3校共同で作成されたホームページ作品「Web Odyssey」。

　バーチャルクラスルームとは、インターネット上の仮想教室で日本と海外の学校が共同でホームページを作成するというプロジェクト（本誌9月4日号参照）。日本の学校1校、海外の学校2校の3ヶ国を1チームとして、チームごとに会議室システムやチャットシステムを利用し、ネットワーク上で共同作業が行なわれていた。コンテストは、これらのチームで作成したホームページを対象に、内容や表現力を評価するというもの。

　最優秀作品「Web Odyssey」は、3ヶ国の歴史や生活様式、音楽など、自分たちの生活を取り巻く環境を紹介しあい、それぞれの世界について理解を深めようというもの。「こんにちは」や「さようなら」などの簡単な言葉を、3ヶ国語で音声ファイルにより紹介する「Talking dictionary」や、貴重な写真や子供達の描いた絵などを掲載た「Way of living」のコーナーなど見所満載のページとなっている。

　表彰式の会場には、カナダ、スウェーデンの生徒達も招かれ、それまでネット上のコミュニケーションのみであった生徒たちが初めて実際に顔を合わせた。受賞した生徒たちは、緊張しつつも大きく感激している様子であった。

('97/3/26)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]

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