【ソフトウェア】
■URL
http://www.microsoft.com/ie_intl/ja/security/download.htm
Microsoft社は、先日の「Internet Explorer 3.02」の英語版のリリースに引き続き、同ソフトの日本語版(Windows 95/NT 4.0)を公開した。現在、上記のWWWページよりダウンロードできる。WWWブラウザー機能のみのMinimum版、「Internet Mail and News」が付属するTypical版、さらに「NetMeeting」「ActiveMovie」「HTML Layout Control」が付属するFull版が、それぞれ公開されている。
今回公開されたバージョン3.02は、このところ続出していたセキュリティ関連のバグを修正し、Auto-Proxy機能とAuto-Configuration機能を追加したものだ。
Auto-Proxy機能を利用するには、プロキシーサーバーの設定をJavaスクリプトによって記述したファイルを用意し、これをWWWサーバーやFTPサーバーに置いておく。各ネットワーク利用者は、その設定ファイルのURLを参照するようにしておけばよい。プロキシーサーバーのマシン名やポート番号の変更があったときも、この設定ファイルの内容を変更するだけで済むので、管理者にとっても、ネットワーク利用者にとっても便利な機能だ。同様の機能はNetscape Navigatorで既にサポートされており、これと互換性がある。
一方、Auto-Configuration機能は、毎回Internet Explorerを起動する度に表示される「スタートページ」などを、同様に設定できるという仕掛けだ。
なお、これらの機能は、すでにInternet Explorerのプロバイダー向け改造ツール「IEAK(Internet Explorer Administration Kit)」を用いれば実現できたものだが、これをユーザーレベルで設定できるようになった。
('97/3/26)
[Reported by yuno@impress.co.jp]