【ソフトウェア/Java】


フラッシュ・コンパイラ技術による快適な開発環境

トランス・コスモスがJava開発環境
「Supercede Java Edition」を4月下旬より発売

Supercede ■URL
http://www.trans-cosmos.co.jp/products/asym/scede.html

 トランス・コスモス株式会社は、Asymetrix社が開発したJavaプログラミングツール「Supercede Java Edition」の日本語版を4月下旬より発売する。価格は19,800円で、Windows 95/NT上で動作する。

 Supercedeの特徴は、開発中のプログラムのソースコードを変更したとき、再コンパイルしなくとも即座にその変更が反映されるところだ。例えば、赤いボールがウィンドウ内を弾むアニメーションのアプレットを作り、その実行中にボールの色や形状を変えたいと思ったとき、該当部分のコードを変更すると、すぐさまそれが反映される。

Supercede [24KB]  これは、Asymetrixが開発した「フラッシュ・コンパイラ」技術に基づいており、プログラマーが修正した点だけを書き換え、効率よくJavaアプレットやJavaアプリケーションを実行できる。特に、コードの修正と実行を幾度となく繰り返す開発者にとっては、ありがたい機能だ。

 なお、同ソフトの日本語化はNEC(日本電気株式会社)が行ない、NECからも同様のパッケージが発売される予定だ。トランス・コスモスによると、近日中にも上記のWWWページよりβ版のダウンロードできるようになるという。また、7月頃にはActiveXの開発環境を組み込んだ「Supercede Java ActiveX Edition」(英語版)のリリースも予定されている。Java開発環境としては、日本ではやや出遅れた感が否めないが、フラッシュ・コンパイラという強力な武器があるだけに注目のソフトだ。

('97/3/26)

[Reported by yuno@impress.co.jp]


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