【電子商取引/新サービス】


3次元仮想空間を使ったバーチャルモール
「まちこ」が4月1日よりオープン

■URL
http://www.machiko.or.jp/

 NTTデータ通信株式会社は、4月1日より会員向けに、3次元仮想空間を使ったバーチャルモール「まちこ」をオープンする。「まちこ」は、通産省が支援するEC実証実験のプロジェクトの1つで、平成10年2月まで行なわれる。3次元の街の有効性や、決済処理などのシステムの仕組みなどの検証と、EM(Electronic Marketplace)運営のノウハウの蓄積を目的としている。なお、会員は96年11月から募集を開始していた(本誌11月14日号参照)。

 「まちこ」は女性向けのバーチャルモールだが、男性でも会員になれる。4月1日開始時点では、出店企業は52社、約1,000商品がある。会員は約7,000人としており、そのうちの約40%が女性とのことだ。

 会員になると、専用のソフト(Windows 95用)とWWWブラウザー、CD-ROMを使って、ヨーロッパ風の仮想空間を歩き回ったり、途中で出会った人とチャット(会話)をしたり、ショッピングなどが楽しめる。決済方法は、会員申し込み時に登録したクレジットカード(NICOSカードのみ)、まちこでのみ利用できる「バーチャルクレジットカード」、振り込みなどの現金決済の方法があり、購入時に選べるようになっている。いずれの場合もカード番号や口座番号などを打ち込まず、予め会員に配られている「ペイメントパスワード」を入力することで、本人認証を行なう。クレジットカードの場合は、日本信販の与信サーバーと専用線で接続されており、オンラインでの与信チェックをする。SETへの対応については、対応するが時期は未定とのことだ。

 なお、オープンと同時に女性向けのオンラインマガジンも開設。こちらは会員でなくても見ることができる。

('97/3/31)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当 internet-watch-info@impress.co.jp