【ニュース】


アプリックスがKDDらと新会社「ビットキャッシュ」を設立
少額決済用のプリベイドカードを販売

■URL
http://www.bitcash.co.jp/

 株式会社アプリックスは、KDDや凸版印刷など5社と共同で株式会社ビットキャッシュを設立し、4月下旬をめどにインターネットの少額決済用のプリペイドカード「ビットキャッシュ」の販売を行なうことを明らかにした。

 「ビットキャッシュ」は、ID番号が印刷されたプリペイドカード。ネットワーク上で代金を支払う時にID番号を打ち込むと、サーバーで認証を行なって、画像などの商品をダウンロードできる。既に数社がプリペイドカードを用いた決済に取り組んでいるが、「ビットキャッシュ」の特徴は、カードを販売する販売店の多さとインターネットで導入する加盟店の数だ。また、使用するID番号は、ひらがなを使った複雑な文字の組み合わせを使用するため、適当な番号を組み合わせられる可能性はかなり低いとしている。なお、導入する店側は、簡単なCGIプログラムを入れるだけで済むため、特別な機材を導入する必要ないなど負担が軽いメリットもある。

 販売店は、コミック販売に力を入れている書店やコンビニエンスストア、ホビーショップなどを中心に一枚500円~3,000円のカードを販売する予定。約20万枚を発行するという。加盟店は凸版印刷のショッピングモールをはじめとし、現在数十社と具体的な話をすすめているという。

 なお、はじめは商品に、アニメーションや人気キャラクターの画像の壁紙、アイコン、声優のボイスデータなどを予定。プリペイドカードのデザインにも、アニメーションのキャラクターなどを用いて、ターゲット層への訴求力を狙うとともに、テレホンカードのようにコレクターズアイテムとしての価値も持たせるという。

('97/4/1)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当 internet-watch-info@impress.co.jp