【ソフトウェア】


ネットワークアプリケーション開発環境
「Netscape Visual JavaScript」が来週公開

■URL
http://home.netscape.com/comprod/products/tools/visual_js.html
http://www.netscape.com/newsref/pr/newsrelease377.html

 Netscape Communications社は1日、同社が開発中のサーバー製品「SuiteSpot」(コードネーム「Apollo」)向けのネットワークアプリケーション開発ソフト「Netscape Visual JavaScript」のβ版を来週中にもWWW上で公開すると発表した。

 Visual JavaScriptは、「Palomar」というコードネームで開発が進められていたもの(本誌97年3月12日号参照)。これを使った典型的なネットワークアプリケーション(同社では「Crossware Application」と呼んでいる)の開発は、以下の手順となる。

 まず、「HTML Page Builder」というWYSIWYG形式のHTMLエディタを用いて、HTMLの基本的なコーディングをする。次に、「Component Palette」を使って、あらかじめ用意されたJavaScriptやJavaで書かれたコンポーネントをDrag&Dropで貼り付け、データベースやメールサーバー、ディレクトリサーバーとの統合をはかる。そして、「Inspector」や「Connection Builder」を使い、各コンポーネント間にリンクを張ったり、プロパティの設定をしたりする。また、「Component Developer's Kit」を使えば、独自のコンポーネントを作成することもできる。

 なお、同社によれば、Visual JavaScript自体は完全にJava言語で記述されているという。ただし、来週リリースされるのはWindows 95/NT版で、Macintosh版やUNIX版の公開は遅れる見込みだ。Microsoft社に先を越されていたJavaScriptのデバッガも内蔵され、同社では製品版を今年の末までに495ドル程度で発売したいとしている。

('97/4/2)

[Reported by yuno@impress.co.jp / saori@earthlink.net]


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