【サービス】


大量の情報を全国各地に衛星配信

富士通が衛星情報サービス事業を開始

■URL
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/news/1997/Apr/3.html

 富士通株式会社は、衛星を使った高速通信サービス「富士通衛星情報サービス」を企業向けに7月から開始すると発表した。サービス開始にさきがけ、同社内に「富士通衛星情報サービスセンタ」を設置、4月3日からサービスの販売を開始した。

 サービスの内容は、宇宙通信株式会社が提供する衛星データ通信サービス「DirecPC」との接続サービスを基本とし、付加的なサービスとして、企業が全国の拠点に向けて大容量のデータやプログラムを一斉同時配信できる「インフォメーションデリバリーサービス」や、ビジネス情報などのコンテンツも提供する。サービスを提供するしくみは、インターネットを使って富士通衛星情報サービスセンタに配信情報の登録や送信の依頼を行ない、DirecPCのサービスを利用して衛星によるデータ配信を受けるというもの。最大3Mbpsで通信できるため、大容量のデータの配信でコスト削減が図れるという。

 料金は、DirecPC接続基本料やID管理料に、使用量による料金を加えたもので、100拠点に毎週100MBのデータを配信する場合は、月額365,000円となる。同社によると、同じ条件で、ISDNを使ってデータを配信する場合に比べ10分の1から100分の1のコストで済むとのこと。

◎問い合わせ先
富士通株式会社
マーケティング本部営業支援統括部営業支援部
TEL 03-3216-9206

('97/4/3)

[Reported by okiyama@impress.co.jp / 金丸 雄一]


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