【新製品】
■URL
http://www.microsoft.co.jp/bkoffice/exchange/ovrviw50.htm
マイクロソフト株式会社は、Windows NT対応の統合グループウェア「Microsoft Exchange Server 5.0」日本語版を4月25日に出荷を開始すると発表した。オープン価格で販売されるが、同社による推定小売価格は、初期導入用パッケージのイントロパックで178,000円、5クライアントのアクセスライセンスが72,000円となっている。また、Exchange Server 4.0を使用しているユーザー向けの「バージョンアップグレード パッケージ」や、「Lotus Notes」など他社のグループウェア製品のユーザーを対象にした「プロダクトアップグレード パッケージ」も発売される。
5.0では、サーバーの機能として、従来からサポートされていたSMTP、MIME/uuencodeに加え、POP3、HTTP/HTML、NNTP、SSL、LDAPのプロトコルを標準でサポートし、インターネット/イントラネットへの対応を強化した。また、クライアントソフトには、「Microsoft Outlook 97」を標準で装備する。Outlook 97は、電子メール・スケジュール管理・住所録管理・作業履歴管理・メモ帳・ファイル検索など、デスクトップ上の情報を統合的に管理できるツールで、3月に発売されたビジネスアプリケーション「Microsoft Office 97 日本語版」(本誌1月31日号参照)に標準装備されていたもの。なお、同社ではWWWブラウザー「Internet Explorer」の次期バージョン4.0で、従来の「Internet Mail and News」をOutlookと統合していくことも発表した。
ほかにも5.0では、同社のWWWサーバー「IIS3.0」の主要コンポーネント「Active Server Pages」に対応するなど、WWWとの連携機能も強化した。
('97/4/3)
[Reported by okiyama@impress.co.jp / nohtomi@pis.bekkoame.or.jp]