【業界動向】


MicrosoftがWebTV Networksを買収
プッシュ型サービスを強化

■URL
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1997/Apr97/WEBTVpr.htm

 Microsoft社は6日、WebTV Networks社を4億2,500万ドルで買収したと発表した。

 WebTV Networksは、テレビに繋ぐことでインターネットに簡単に接続できるようになるセットトップボックス(端末)の設計で知られる会社。現在、Philips Consumer Electronics社やSony Electronics社とライセンス契約する一方、専用プロバイダーを運営し、TV Guideなどの人気コンテンツの提供サービスを行なっている。

 しかし、技術的に注目を集めたものの、通常のプロバイダーへの接続が不可能といった弱点もあり、セットトップボックスの売れ行きはそれほど好調とは言えない状況だった。

 今回Microsoftは、「Internet Explorer 4.0」や「NetShow 2.0」などのソフトを用いてプッシュ(放送)型のコンテンツサービスを強化していくとも発表しており、WebTV Networksの買収もその一環として位置づけられている。

 なお、WebTV Networksは、日本でも富士通株式会社と合弁会社を作り、サービスを開始する予定となっている(本誌96年12月18日号参照)。本日富士通に確認したところ、従来からの発表通り、夏の終わりには会社設立に漕ぎつけられる見込みだという。

('97/4/7)

[Reported by yuno@impress.co.jp / yuy@Hawaii.Edu]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp