【イベント】


注目の「Internet Explorer 4.0」に人だかり

コンピューター関連のトレードショー「COMDEX Japan '97」初日レポート

■URL
http://www.sbexpos.co.jp/comdex.htm(COMDEX Japan '97)
http://www.microsoft.co.jp/ie/ie40/(Internet Explorer 4.0)
http://www.uniden.co.jp/(ユニデン株式会社のホームページ)
http://www.nishiden.co.jp/(株式会社ニシデンのホームページ)

 4月8日、コンピューター関連製品に関するトレードショー「COMDEX Japan '97」がスタートした。COMDEX Japan '97は、今年世界11ヶ国18拠点で開催される、コンピューター関連製品に関する世界最大のトレードショー「COMDEX」の一つとして日本で開催されるもの。幕張メッセを会場として4月11日まで開催される。COMDEX Japan'97初日から、特にインターネット関連のものをレポートしたい。

 会場で多くの人を集めていたのは、マイクロソフト社のブース。先日、日本語版が発表された、「Exchange Server」や「BackOffice」などの製品デモが行なわれたが、一番注目を集めていたのは同社WWWブラウザーの最新バージョン「Internet Explorer 4.0」であった。デモでは、これまで打ち込んだURLを学習し、途中まで打ち込むと自動的に目的のURLが出てくるという「AutoComplete」機能を紹介するなど、新バージョンの便利さを強調する内容であった。

 ユニデン株式会社のブースでは、電子メール機能付電話機「E-Mail Phone」が注目を集めた。これは、電話機にキーボードや液晶ディスプレイが付いており、インターネット経由で電子メールのやりとりができるというもの。モデムとしては、14.4kbpsのものが内蔵されている。通常の電話機としての機能はもちろん、カレンダーやメモ機能のほか、指定した時刻にメールの有無の確認を行ない、新しいメールを自動的にダウンロードするという自動受信機能も装備している。ブースに展示されていたものは、米国で「AXIS」の名称で販売されている英語対応の製品だが、同社では、日本語変換機能などを搭載した製品を現在開発中とのこと。発売は英語版を夏に、日本語版は秋の予定で、価格は4万~5万円の間に設定される。

 ほかには、株式会社ニシデンが参考出品した家庭用インターネット専用端末機「GUY Surfer」が注目を集めた。33.6kbpsモデム内蔵で16ビットサウンドに対応、画像出力にはビデオ端子、S-VIDEO端子、VGAコネクターを持ち、テレビに接続できるというもの。WWWブラウザーは、端末専用のものではなく「Netscape Navigator」や「Internet Explorer」を使用することができるという。発売時期や価格などは未定だが、同社によると価格は500ドルパソコンなみに押さえたいとのことだ。

「E-Mail Phone」「GUY Surfer」

 当日は、開場とともに多くのコンピュータ関連業界関係者でにぎわいを見せた。COMDEX Japan '97は事前登録制になっており、これまでに登録したのは82,076人。今後、米Lotus社ジェフリー・パポウズ社長や米Microsoft社ブラッド・チェイス副社長の基調講演が予定されているほか、9日からは、米Lotus社が主催する「Lotus Forum 97」も併催されるので、多くの来場者が見込まれる。なお、COMDEX Japan '97については、「PC Watch」でも開催期間中レポートするので参照のこと。

PC Watch「COMDEX Japan'97 レポート」

会場より第一報「目立ったテーマは4つ、PentiumIIや56Kモデムの展示も」
COMDEX Japan '97基調講演、Intel副社長が将来のパソコン環境を語る

('97/4/8)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp