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米Latic communicationsは日本のエム・ティー・ビー・ジャパンと共同で事業管理会社「ラティック・インターナショナル」を設立し、6月よりインターネット国際電話サービス「LATCALL（仮称）」を開始する。このサービスは、一般回線から日本のサーバーに電話し、相手先の電話番号を入力するとインターネット経由で相手国のサーバーに接続され、相手に一般回線電話が掛かるもの。支払いはあらかじめプリペイドカードを購入し、電話番号入力の時にカードに書かれたIDを入力することでなされる。
サービスの内容は以下の通りで予定されている。
●サービス内容
国内長距離、国際電話サービス、FAXサービス
●アクセスポイント
東京、大阪、ワシントンＤＣ、サンフランシスコ、香港、台北
●料金
| 国内長距離 | |
| 東京ー大坂間 | 20～25円／分 |
| 国際電話 | |
| アメリカ | 50円／分 |
| アジア諸国 | 100円／分 |
| 欧州、南米諸国 | 150円／分 |
なお、ネットワーク拡張計画として、アクセスポイントを97年度中に50カ国（150個所）に広げる予定。
最近になって インターネット国際電話市場に各社が参入し、この分野での競争が激しくなる様相が見られる。本誌でもUSA Global Link社（4月1日号参照）、日商エレクトロニクス株式会社（3月31日号参照）、日本ルーセントテレホニー株式会社（3月17日号参照）、リムネット（1月7日号、29日号参照）などを報道したが、今回のラティック・インターナショナルのサービスは料金の支払い方法が最初にプリペードカードを購入する点に特徴がある。
◎問い合わせ先
株式会社エム・ティー・ビー・ジャパン
TEL 03-3273-7833
('97/4/8)
[Reported by 菊地憲行]