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全国銀行協会連合会(全銀協)は、4月8日、ICカードの標準仕様を改正し、「全銀協ICカード標準仕様(改訂版)」を制定したと発表した。
「全銀協ICカード標準仕様」は、キャッシュカードや振り込みなどの銀行業務を中心にした多機能カードのためのもので、1988年に制定された。今回は、ISO(国際標準化機構)でICカードの国際規格がほぼ固まったことと、ICカード利用の電子マネー実験が活発化したことを受けて、全面的な改訂を行なったとのこと。
改訂版では、キャッシュカードや振り込みなどの銀行業務のほかに、クレジットカードや電子マネーなどの機能を搭載できる仕様になっている。また、銀行の提携企業へICのデータ領域を一部貸与することができるので、社員カードやプリペイドカードなどとしても利用できるとのことだ。
('97/4/9)
[Reported by takasaki@impress.co.jp]