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一般加入電話の加入率が民営化後最低に
原因はISDNや携帯電話・PHSの普及

 NTTによると、一般加入電話の96年度の増加数が50万回線を割り込み、85年の民営化後では最低となる見通し。これは、携帯電話やPHSの普及が進んでいるほか、インターネットやパソコン通信に適しているISDNに切り替える動きが加速化しているためと思われる。NTTが9月にまとめた96年度の加入増加数は、今年2月末で51万回線にとどまっている。3月末の数字は現在集計中だが、例年会社員の転勤などに伴って増加数が減少しており、増加数が50万回線を割り込むのは確実。NTT民営化後の増加数は常に100万回線以上を維持してきたが、初めて大台を割り込むことになる。
 加入電話数は、昨年3月末時点で6千77万4千回線と初めて6千万回線を突破した。ところが、昨年12月に3千回線減少して以来、1月は3万、2月は4万回線と連続して減っている。一方で、ISDNは96年度を通して64万回線増加し、3月末での加入率は125万回線と順調に伸びている。

('97/4/10)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当 internet-watch-info@impress.co.jp