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こねっと・プラン参加校に教育用システムなどを提供

米Oracle社がNTTの「こねっと・プラン推進協議会」参加を発表

■URL
http://www.wnn.or.jp/wnn-s/(こねっと・ワールド)

 米Oracle社は、日本電信電話株式会社(NTT)の「こねっと・プラン推進協議会」に参加することを発表した。こねっと・プランは、全国の小・中・高等学校約1,000校を対象にマルチメディア環境の利用を推進していこうというもので、Oracle社は、教育用コンテンツ専用サーバーを利用したシステムや、ネットワークコンピュータ(NC)の技術を提供する。また、NTTでは、インターネット端末機「カードでね!」を、Oracle社のシステムに対応させて、各校に配布する。

 Oracle社の提供するシステム「Oracle Learning Architecture(OLA)」は、会員専用のWWWサーバーを使ってコンテンツを提供するというもの。「こねっと・プラン」では、特にインターネットやパソコンに関する教育用コンテンツを提供する。Oracle社では、こねっと・プラン参加校に向け、これらのコンテンツを利用できるアクセスライセンスを1,000校分提供する。

 また、NTTでは、OLAをより簡単に利用できるように、インターネット端末機器「カードでね!」を提供する。これは、接続先のプロバイダーや、ログインの手続きなどが記録された専用IDカードを差し込むだけで、WWWに接続できるというもので、専用IDカードはOracle社が提唱するNC用のカード規格に準じたものになっている。専用サーバーの設置、NC技術の提供と、今回の発表では、Oracle社はNC普及の足がかりとして、こねっと・プランへ参加したようにも取れる。ただし、NTTによると「カードでね!」自体はNCではないとのことだ。
 なお、発表会には、米Oracle社会長兼CEOのローレンス・J・エリソン氏も出席し、今後、同様のコンピュータとネットワークを使った教育環境をシンガポール、マレーシアなどの東南アジア諸国でも展開していきたい、と語った。

('97/4/14)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp